合同会社北村由衣のブログ

設立

、東京法務局田無出張所にて、合同会社北村由衣の設立登記申請をしました。 2022年3月30日が、弊社の設立日になります。

事前照会

登記申請は、司法書士さんを通さず、自ら行いました。節約節約… 今回、登記申請の前に、ダメ元で法務局に1点相談をしました。 社員の氏名についてです。

会社法や商業登記法に定めのある通り、登記申請書と定款には、 発起人、あるいは法人代表者の氏名の記載が必要で、登記事項になっています。 住民票に登録のある在日外国人の方々の通称名は登記時に利用できる、という噂を含め、 公証役場で認証を受けた文書をもとに性同一性障害の当事者であることを理由に、 通称名での登記は受け付けられるか、を照会しました

清瀬市を所管している東京法務局田無出張所に照会文書をFAXで送付。 上位の東京法務局本局に照会をして、「申し訳ないが現在の制度では受け付けかねる」との回答を得ました。 ただし、登記は戸籍名として、定款などで併記するのは構わないだろう、とのことでした。 また、東京法務局から、このような照会があった旨を法務省に情報共有する、とのオマケがついてきました

氏名から勝手に性同一性障害の当事者であることがアウティングされる、あまりよろしくない状態、 あるいは、取引先が認識している人物の氏名と異なる氏名の者が登記証明書に記載されることによる不信、 そのあたりの懸念を汲んでいただいて、ただ不受理回答をして終わりだけではなく、上位組織へあげてくれたものと思います。 法務省は人権関連の所管ですし、個人的に進めている陳情のあたりと絡めて、 適切に審議されて対応が進むことを望みます

登記申請

登記申請で必要になる書類の、書き方や、必要な手続き等は、法務局のウェブサイトのほか、 書籍『LLC(合同会社)の設立・運営ができる本』(日本実業出版社/五十嵐博一/2013)を参考にしました。 2013年の書籍刊行時からデジタル化は進み、登記事項の届け出はデジタルでできるようになっていたり、 OCR用紙ではなくCD-R等での提出が認められるようになっていたりしていました。 それでも、根幹部分が変わったわけではなかったので、大いに参考になる書籍でした。

窓口で書面での申請、ということで、前日までに、いろいろ印刷したり、ホチキス止めして契印を押したり。 照会した結果戸籍名の表記優先という事で一部補正したり。 準備を自力で進めることで、いよいよだ…という気持ちが高まってきました

事前照会しておいたことで、田無出張所の窓口で申請したときも、 担当してくださった方は私が登記申請しに来る旨を把握してくださっていました。 定款や各書類の記載をご確認いただき、受理していただきました。

処理件数が時期的に少ないのか、明日中には処理ができて、明後日には登記簿謄本が発行できるかもしれない、との情報がありました。 表向きはそこから数日先の4月5日が予定日だったのですがね…。 はやく謄本が手に入れば、法人としての各種手続きが進められるようになるので、ありがたいものです。

今後

本日設立となりましたので、いよいよ活動開始に向けて動き出します。 清瀬市内外、周辺で情報システムを取り扱える専門家をお探しの法人さんがいないかなぁ、とか思っています。 清瀬商工会さんには加入して、顔見知りを増やしていきたいと思っています。

弊社のウェブサイトもまだ仮の姿のようなものなので、見栄えをよくしたりしたいですね。

設立の次の節目は実際に対外的なお仕事が始まる開業のタイミング。 無理しないこと、は社長単独での業務なので心身を大事にするための絶対事項。 無理しないで、でもできることはおろそかにせず。 システム屋「北村由衣」を今後ともよろしくお願いいたします


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